毎年二月になると、私の鼻と目は限界を迎え、仕事の集中力は散漫になり、日常生活に支障をきたします。これまでは面倒くささから、その場しのぎでドラッグストアの薬を買い足していましたが、今年は家計の見直しも兼ねて、勇気を出して耳鼻咽喉科を受診し、シーズン分をまとめて処方してもらうことにしました。平日の午前中、すでに混み合っている待合室で一時間ほど待ち、診察室へ呼ばれました。先生に「毎年この時期が辛いので、できれば一気に三か月分くらいの薬をいただけないでしょうか」と恐る恐る相談してみました。先生は私の鼻の粘膜の状態を確認した後、「症状が安定しているようですし、飲み慣れているタイプであれば可能ですよ」と快諾してくれました。診察が終わると、会計で支払ったのは初診料などを含めて一千百円ほどでした。その後、隣の薬局へ向かい、処方箋を出しました。薬剤師さんから「三か月分ですので、かなり量が多くなりますが、ジェネリックにしますか」と聞かれ、迷わず「はい」と答えました。薬の種類は、眠気の少ないタイプの抗ヒスタミン薬と、点鼻薬、点眼薬の一式です。数分待って呼ばれた会計で、請求された金額は三千八百円でした。診察代と合わせても五千円弱で、三か月分の平和が手に入ったことになります。もしこれをドラッグストアで買い続けていたら、おそらく毎月三千円以上、合計で一万円近くは支払っていたはずです。何より、これから三ヶ月間、いつ薬が切れるかを心配したり、混雑する病院に何度も通ったりする必要がないという解放感は、金額以上の価値があると感じました。薬局で受け取った大きな袋には、九十錠の錠剤と数本のボトルが詰まっており、その重みは私の春の安心感そのものでした。もちろん、一回に支払う金額としては五千円は決して安くはありませんが、トータルの出費を大幅に抑えられたという達成感があります。また、処方薬は市販薬よりも成分が明確で、自分に合ったものを選んでもらえる安心感もあります。帰り道、空はどんよりとして花粉が舞っていそうでしたが、私の心は晴れやかでした。これからは毎年、シーズンの少し前に受診して三か月分を確保することを、自分の中の恒例行事にしようと固く決意しました。