私の体験を振り返ると、生理が来ないという悩みに対して、いかに「いつ病院に行くか」という決断が難しかったかを痛感します。仕事が忙しく、毎日のタスクに追われていた時期、ふと気づくと前回の生理から二ヶ月が経過していました。最初は「ストレスのせいだろう、そのうち来るはずだ」と楽観視し、サプリメントを飲んだり湯船にゆっくり浸かったりして、自力で治そうともがいていました。しかし、カレンダーの数字だけが虚しく増えていく中で、次第に「もしこのまま一生来なかったらどうしよう」という漠然とした恐怖が膨れ上がっていきました。インターネットで検索すればするほど、不妊や腫瘍といった恐ろしい言葉が目に飛び込み、かえってストレスでさらに生理が遠のくような悪循環に陥っていたのです。結局、意を決して婦人科を訪れたのは、予定日から三ヶ月が過ぎようとしていた頃でした。診察室で先生は、私の話を丁寧に聞いた後、落ち着いた声で「よく来てくれましたね。生理が三ヶ月止まるというのは、身体がもう限界だよと教えてくれている合図なんですよ」と仰いました。検査の結果、私は重度のストレスによるホルモンバランスの崩れと、軽度の卵巣機能の低下が起きていることが分かりました。治療として低用量ピルを処方され、数ヶ月かけて周期を整えていくことになりましたが、あんなに一人で悩んでいた時間が嘘のように、医師の管理下に置かれたというだけで心が軽くなったのを覚えています。この経験から私が得た教訓は、生理がこない時に「もう少し待ってみよう」と我慢するのは、多くの場合において得策ではないということです。身体は機械ではないため、一度狂った歯車を自力で戻すには限界があります。特に、三ヶ月という期間は、医学的にも一つの大きな分かれ道です。この期間を過ぎると、脳からの指令と卵巣の反応の連携がさらに難しくなり、治療に時間がかかるようになります。また、病院へ行くことは、単に薬をもらいに行くことだけではありません。自分の身体が今、どのような状態にあるのかを科学的に裏付けてもらい、納得して休養をとるための「免状」をもらいに行くようなものだと捉えても良いのではないでしょうか。もし今、あなたがカレンダーを眺めて溜息をついているのなら、それが一週間であっても二週間であっても、自分の不安を解消するために受診して良いのです。早すぎる受診で医師に怒られることなどありません。むしろ「早く相談してくれて助かります」というのが、医療現場の本音です。自分の身体の声に耳を傾け、適切なタイミングでプロの助けを求める勇気を持つことが、健やかな明日への唯一の鍵であることを、私は身をもって学びました。
月経が止まって不安な時に知るべき受診のタイミング